【レポート】第1回 ちくほう防災ワークショップ in 田川
2015年11月29日(日)たがわ情報センターにて、『第1回ちくほう防災ワークショップ』が開催されました。
「東日本大震災から5年目の春をまえに、今わたしたちにできること」
をきっかけに、このきかいに私たちの身の回りの『防災』についてじっくり考えてみよう。
という思いからスタートした防災ワークショップです。
第1回目は田川での開催。
アカネラインプロジェクトの呼びかけに応えていただき、
当日は多くの市民や市職員の方などにご参加頂きました。
前半では講演タイムとして、
福島県浪江町出身の浅見さんから東日本大震災の体験談、
田川消防本部署長の日出さんから消防の活動報告と心構え、
田川市安全安心まちづくり課の植山さんから家庭での備え等
お話してもらいました。
それぞれ、現場の方々の大切なお話が語られました。
後半は「地域防災に今必要なこととは?」というテーマで
参加者全員で対話形式のワールドカフェを行いました。
まず、テーブルをランダムに並べ、4人で向かい合って座ります。
続いて、大きな紙と水性のカラーペンを用意してスタート!
みなさん“初めまして”の方ばかりなので、簡単な自己紹介をしてから、先ほどの講演の中で印象に残った言葉を発表しながら徐々に対話を始めていきます。
テーブルいっぱいに広げられた白い紙には、会話の中で交わされた言葉やイラスト、思ったことなどなんでも書き込みます。
こうやって、ペンを持って描きながらお話しすることで、頭の中が整理され、落ち着いて対話することができるんです。
気がつくと会場の中は笑い声や会話の声でとてもにぎやかな雰囲気に。
ワールドカフェはカフェのようなくつろげる空間で自由に会話をやりとりするものなんです。
先ほど講演してくれた消防署の署長さんも一緒になって対話をたのしんでくれています。こんな身近にお話しする機会は滅多にないので、参加してくれた方も喜んでくれました。
田川市で発行している「田川市災害対応ガイドブック」も持ち出されて盛り上がっていますね。
様々な世代、様々な職業の方が同じ会場で「防災」について本音で語り合う、あっというまに時間が過ぎていきました。
参加者の方に感想や気づきをお話ししてもらいました。
前半の講演も、後半のワールドカフェもとてもすばらしい時間となりました。
講演者の皆様、参加して頂いた皆様、ほんとうにありがとうございました。
最後に今日の感想を書いて頂いたのですが、その一部をご紹介
したいと思います。ぜひご覧下さい。
【感想】
■地域防災にとって必要なことは?
・日頃からの地域住民同士のつながり
・コミュニティ、地域活動
・どこにいても災害に出くわすかもという意識を持つ
・周囲とのコミュニケーション
・日頃からの備え
・高齢者の方、身体の悪い方、耳の聞こえない方など役割を決めておくと動きやすい
・消防意識の向上
・よこのつながりで災害前も災害時も助け合う
■今日の感想をお願いします。
・住民の方が防災について考える機会となり、非常に嬉しく感じた。
・このような場所を今後ももってほしい。
・浅見氏の話はこれまでの話とは別の見方で聞けて参考になった。
・減災のために何が必要かを知ることができた。
・ハザードマップを見るなどまずはできることを確実にする。
・すごく身にしみました。
・若者の意識がしれた。
・対話(カフェ)が楽しい。
・講演、ワールドカフェを通じた相互理解は大切です。
・自助、公助を訴えられた講演。
・有意義な場に参加させて頂き、感謝いたします。
・実際に経験した方の話が目の前で聞くことができて、現場の方の話を聞くことができて、人ごとではないと感じました。
・豚が逃げたして、、そしてイノブタ、、、びっくり
・今日参加できたことに感謝してます。
・初めてお会いした方と、いろいろとお話が聞けたことにありがとうございます。
・それぞれの立場での話を聞かせて頂き、情報交換ができました。
・普段、会話する機会がない職種の方とお話ができて、気づかされたことが多々あった。
・今まで防災について考えることはなかったし、大丈夫だろうという状態でした。3時間という短い時間でしたが「防災」について真剣に考えることができて、今自分がやらないといけないことに気づけました。
・いろいろな職業、学生の方の話が聞けてよかった。
・実際に被災地に足を運んでみたいという思いを持った。
・人に伝える、そして知るということの難しさを感じる。
次回は1月30日(土)直方の遠賀川水辺館で第2回目を行います。
みなさん、ぜひご参加下さい!
2015/12/23 19:51 | スタッフ日記